一緒に楽しいことをやってみよう! そんな文化と人の気軽な交流イベント、イベントモ。 やってみたこと、行ってみた場所のレポートを書いちゃうよ!
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こんにちは!イベントモのイベントをピヒロがレポートしちゃうよん!
イベントモの参加者はみんな知識レベルはバラバラなのね。知識は特に必要ないの。
このイベントに必要なのは知識の量じゃなく好奇心。
そう、私の事ね。知るのを楽しむ心が大切なんだよー!
ここの博物館は建物の外におおきなクジラの骨格標本があるの。
上の方に吊るされているから、見あげる感じなんだけど、ほんとおっきくて迫力!!
骨格標本を作ったりしているヤギさんがいろいろ説明をしてくれたよ。
大きな動物の骨格標本は肉を取る作業が大変らしくて、夏場の腐った肉はくさいし、夏場の腐ったクジラはもっとヤバいし(磯臭さ追加)、夏場の腐ったウミガメは最高にヤバい(カメ臭さ追加)んだって。きいただけでもくらくらしちゃうよ。
さていよいよ展示室に入るよ。たくさんの生き物の骨格標本が並んでいたよ。まずは歯に注目。ネコの奥歯は切り裂くための鋏、シカやゾウの奥歯はすりつぶすための臼。機能にふさわしい形をしているんだって。ゾウの奥歯はロケット鉛筆みたいに前から順番に使われて、すり減ると次の奥歯が後ろから出てくるそうで、便利でいいなー。
すごいおもしろいなーって思ったのは、妖怪シリーズの話!
ゾウの頭骨はかつては一つ目巨人の骨だと思われていたんだって。顔の中央に巨大な鼻の穴が空いてるからそれが目の穴のように見えたのね。
鼻は筋肉だから、疲れたゾウは足のかわりに鼻を引きずるんだって。
いつもゾウは、ぐっと力を入れて、鼻を持ち上げているんだね。重そう~。
鬼は草食なんだって。角がある生き物は必ず草食だから。牙がある動物に角は不要。例外的にシカの仲間のキョンという動物には角も牙もある。鬼はキョンの仲間かも。
こういう話、実物見て大きさとか実感しながら、聞くと、すごいなるほどーとか思っちゃう。
今回は解説してくれるのが、学芸員じゃなくて、生き物好きの一般人だからお話がちょっとふざけてるし、質問しやすくて楽しい!参加者の中にも生き物好きがいるから、だんだん誰が解説者なのかわからなくなってくるよ。このあたりで、初めて会う人なのに、一緒になって骨格標本見上げると、なんか普通におしゃべりできちゃってたな。「おっきいですねー」「そーですねー」みたいな感じ。
カイロウドウケツのお話は、なんだか小説が書けそうなの。白い繊維で編んだうんと細長いカゴのようなカイロウドウケツのなかに閉じ込められてずっと雌雄二匹で暮らすドウケツエビという生き物がいるんだ。このエビは大人の大きさになったら、カイロウドウケツの中には入れないんだ。だからまだ小さい頃に入るんだろうけど、、将来を誓い合った幼い二匹が一緒に入るのか?はたまた、適当に入った二匹が性転換して雄雌になるのか、それともたくさんのエビがカイロウドウケツの中で、雄雌2匹になるまで殺し合うのか、、、なんかドラマチックすぎる存在!!!
カイロウドウケツの展示は、とっても地味だから見逃しがちだけど、いくらでも話し合えちゃいそう。いつもなら「ふ~ん」で通り過ぎちゃう展示も解説があるとこんなにも面白くなるんだなー。でもそうやって一つひとつ見入っていると時間はあっという間にすぎてまう!こんなにじっくり博物館にいた事なかったよね!と参加者で話ながら、途中から駆け足で展示を全部回ったよ。もちろん恐竜の骨格標本や虫の標本いろいろたくさんの生き物がいたんだけど、全部書いてると文章長くなっちゃうから省略!それにしても動物トリビアのエレクトリカルパレードだったよねー。
その後は、難波で飲みながら交流会。交流会の時に、骨格標本や生き物フィギュア、観察レポートみたいのを持って来てる人がいて、また生き物の話で大盛り上がり。不思議なのが、さっきまであんなに生き物の話で盛りあがった人の素性をほとんど知らない事に飲み会で気づかされること。そういえば、子供の時って、名前とかどこに住んでるとか知る前に、一緒に遊んで仲良くなったりしたものだよね。
はくぶつあは交流会までなんだけど、ほとんどの人が2次会にも行ったよ。2次会はクレープ屋さん。交流会とは打って変わってそれぞれの好きなものや普段していることについての雑談をしたよ。おいしかったし、なんだか優雅だったな~。
あっという間のはくぶつあ。博物館を楽しみ尽くした1日だったよ!!