一緒に楽しいことをやってみよう! そんな文化と人の気軽な交流イベント、イベントモ。 やってみたこと、行ってみた場所のレポートを書いちゃうよ!
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【持ち物】
入場料1500円+参加費300円+飲み会費
好奇心
(自慢したい動物グッズなどがあれば持ってきてね)
こんにちは!イベントモのイベントをピヒロがレポートしちゃうよん!
イベントモの参加者はみんな知識レベルはバラバラなのね。知識は特に必要ないの。
このイベントに必要なのは知識の量じゃなく好奇心。
そう、私の事ね。知るのを楽しむ心が大切なんだよー!
ここの博物館は建物の外におおきなクジラの骨格標本があるの。
上の方に吊るされているから、見あげる感じなんだけど、ほんとおっきくて迫力!!
骨格標本を作ったりしているヤギさんがいろいろ説明をしてくれたよ。
大きな動物の骨格標本は肉を取る作業が大変らしくて、夏場の腐った肉はくさいし、夏場の腐ったクジラはもっとヤバいし(磯臭さ追加)、夏場の腐ったウミガメは最高にヤバい(カメ臭さ追加)んだって。きいただけでもくらくらしちゃうよ。
さていよいよ展示室に入るよ。たくさんの生き物の骨格標本が並んでいたよ。まずは歯に注目。ネコの奥歯は切り裂くための鋏、シカやゾウの奥歯はすりつぶすための臼。機能にふさわしい形をしているんだって。ゾウの奥歯はロケット鉛筆みたいに前から順番に使われて、すり減ると次の奥歯が後ろから出てくるそうで、便利でいいなー。
すごいおもしろいなーって思ったのは、妖怪シリーズの話!
ゾウの頭骨はかつては一つ目巨人の骨だと思われていたんだって。顔の中央に巨大な鼻の穴が空いてるからそれが目の穴のように見えたのね。
鼻は筋肉だから、疲れたゾウは足のかわりに鼻を引きずるんだって。
いつもゾウは、ぐっと力を入れて、鼻を持ち上げているんだね。重そう~。
鬼は草食なんだって。角がある生き物は必ず草食だから。牙がある動物に角は不要。例外的にシカの仲間のキョンという動物には角も牙もある。鬼はキョンの仲間かも。
こういう話、実物見て大きさとか実感しながら、聞くと、すごいなるほどーとか思っちゃう。
今回は解説してくれるのが、学芸員じゃなくて、生き物好きの一般人だからお話がちょっとふざけてるし、質問しやすくて楽しい!参加者の中にも生き物好きがいるから、だんだん誰が解説者なのかわからなくなってくるよ。このあたりで、初めて会う人なのに、一緒になって骨格標本見上げると、なんか普通におしゃべりできちゃってたな。「おっきいですねー」「そーですねー」みたいな感じ。
カイロウドウケツのお話は、なんだか小説が書けそうなの。白い繊維で編んだうんと細長いカゴのようなカイロウドウケツのなかに閉じ込められてずっと雌雄二匹で暮らすドウケツエビという生き物がいるんだ。このエビは大人の大きさになったら、カイロウドウケツの中には入れないんだ。だからまだ小さい頃に入るんだろうけど、、将来を誓い合った幼い二匹が一緒に入るのか?はたまた、適当に入った二匹が性転換して雄雌になるのか、それともたくさんのエビがカイロウドウケツの中で、雄雌2匹になるまで殺し合うのか、、、なんかドラマチックすぎる存在!!!
カイロウドウケツの展示は、とっても地味だから見逃しがちだけど、いくらでも話し合えちゃいそう。いつもなら「ふ~ん」で通り過ぎちゃう展示も解説があるとこんなにも面白くなるんだなー。でもそうやって一つひとつ見入っていると時間はあっという間にすぎてまう!こんなにじっくり博物館にいた事なかったよね!と参加者で話ながら、途中から駆け足で展示を全部回ったよ。もちろん恐竜の骨格標本や虫の標本いろいろたくさんの生き物がいたんだけど、全部書いてると文章長くなっちゃうから省略!それにしても動物トリビアのエレクトリカルパレードだったよねー。
その後は、難波で飲みながら交流会。交流会の時に、骨格標本や生き物フィギュア、観察レポートみたいのを持って来てる人がいて、また生き物の話で大盛り上がり。不思議なのが、さっきまであんなに生き物の話で盛りあがった人の素性をほとんど知らない事に飲み会で気づかされること。そういえば、子供の時って、名前とかどこに住んでるとか知る前に、一緒に遊んで仲良くなったりしたものだよね。
はくぶつあは交流会までなんだけど、ほとんどの人が2次会にも行ったよ。2次会はクレープ屋さん。交流会とは打って変わってそれぞれの好きなものや普段していることについての雑談をしたよ。おいしかったし、なんだか優雅だったな~。
あっという間のはくぶつあ。博物館を楽しみ尽くした1日だったよ!!
ピヒロだよ。またまたレポートするよー。
今回の博物館は、兵庫県。明石私立天文科学館。行ってきたのは2014年8月30日。
イベントモの主催者は大阪住みなので、大阪駅で待ち合わせ。あとで博物館現地集合組と合流したよ。
明石駅までの電車のなかでなぜか特許の話で盛り上がったなー。なぜかというと、たまたま特許関係の仕事してる人が<参加して>いたからなんだよね。
はくぶつあは、単純にガイドの話をだまって聞く会じゃないから、参加者によって思わぬ話が聞けるのも面白いよー。
明石駅について、博物館へがんばって歩くと、迎えてくれたのは、何故か、さかなくん!?
星や、天体を楽しみにしていたのに水族館に間違えてきたのかなとおもったら、この博物館、さかなくんとコラボしているらしく、かなりのさかなくん推し。
入り口にさかなくんによるイラスト、白衣、そして<水槽の中に生きている>タコ。
タコが脱走するとか賢いとかのボード展示を読みつつ、天体博物館でタコを見ていると、不思議な気持ちになってきた。
今回は、学芸員の井上さんに、はくぶつあのガイド役をしていただいたんだよ。
まずは、博物館の外にある水時計の話。
日本で共通の時を定めるのに最初に使われた時計で、遺跡からも痕跡が出たんだって。
タコの次は歴史の話になってますますなんの博物館かわかんなくなってきた。ワクワク!
この水時計の真下に子午線があって、子午線に乗りたがる人もいたよ。
子午線とは日本の時間の基準線。日本の中でも本当は場所によって時差があるけど、それだといろいろ困るから、日本の中での時間の基準を作ったんだって。国内にも時差があるって面白いね。
1度井上さんとは別れて展望台へ行ったよ。海が見えてキレイだったなー。
14階にある展望台から延々階段を下りながら、壁に展示してある星座のプレートを見るのも面白かったよ。バーコードで情報を読めるんだ。髪の毛座とか訳の分からない星座が時々混ざっていて、ウケる。
そして、いよいよプラネタリウム!!
久しぶりにみる満点の夜空には、思わずため息がもれてしまう。わかってるはずなのに、想像以上なんだよね。
満天の夜空。太古の人は、毎日あんな夜空を見ていたんだろうか、、、。
井上さんの穏やかな語り口調が心地よくて、寝息も聞こえたよ。
上映が終わり、特別にプラネタリウムの機械を見せてもらえることに!
井上さんにプラネタリウム装置の動かし方の解説をしてもらったよ。
日の沈む速度の調整、夕焼けや朝焼け、星座投影機、太陽の位置を調整するモード。。。。たくさんのボタンに太陽とか月とか書いてあって、まるで宇宙を司る神様のよう!!
お話と宇宙の動きが完璧に合っていたから、映画みたいにプログラムを上映してるのかとおもったら、ほとんど手動だったんだって! あんなにナレーションしながら機械も動かしてるだなんて職人芸!!
他にも井上さんにはプラネタリウムの歴史の話をしてもらったよ。ドイツ語の取り説や図面、日本ではじめてプラネタリウムが東京に来た時の宣伝の新聞など。
これも普段は展示されていない資料を特別に見せてもらえたんだ。
あと、この天文科学館には、日時計を見るための庭があるんだ。展示品の色んな形の日時計を持ちだして、外で実演もしてくれたよ。
そしてそしてなんと! ガリレオの使った望遠鏡のレプリカも実際に見せてもらった!
視野がめちゃめちゃ狭くてびっくり。時代とともに改良して、視野の広い望遠鏡が生まれたんだね。
展示室に戻って、時計の歴史の話もしてくれたんだけど、気になるものがたくさんありすぎて、やっぱり時間切れ。見れなかった展示もあったけど、閉館時間を少し過ぎてしまっていたので、井上さんにはみんなでお礼を言って交流会に向かったよ。
交流会では、それぞれの仕事の話でもりあがっていたよ。
今回は少し人数が少なかったのと、移動で電車に乗る時間が長かったのもあって、なんだかすごく一体感が生まれてたよ。
もちろん初対面が多いのだけどね。交流会のあとは、なぜか手持ち花火もしちゃった。
ちょうど8月最後の日だったこともあって、夏の締めくくりにちょうどよかったよ。花火しながら夜空を見上げたけどやっぱり星はあんまり見えなかったなー。でも花火はとても楽しかったよ!